といっても今更誰かを誘うのも面倒で、計画を立てるのも面倒で、当日の朝、それも遅めに起きてから準備し始めました。
自然の中を歩きたいけど登山にしては出発が遅い。とりあえずおにぎりだけ作ってリュックに詰め、新宿駅へ。
土曜日ということでロマンスカーは既に満席。そこからバスタ新宿に行ってみたところ、箱根行きの高速バスはまだ空席あり。
ただし、ロマンスカーとは違って行き先は芦ノ湖付近の箱根園の方。箱根園で降りていいのかわからぬまま、ええい、いいや！と思ってチケットを買いバスに乗り込みました。
バスは御殿場を通って箱根へ。仙石原で隣の人が降り、次第に人が減っていく。途中、金時山登山口を通ったけれど、既に雪が積もっていて、これは金時山登れないわ、と思いながら箱根園へ。
本当にノープランだったのですが、とりあえずバスの中で調べたところ、箱根園から桃源台へ行き、ロープウェイなどを乗り継いでいけば小田急線の箱根湯本に行けることが分かり、ちょっと安心。
そしてバスを降りた箱根園。晴れて気持ち良い！
そこから山側へ少し歩いたところ、桃源台へ向かう道が。これはGoogle mapで徒歩ルートを調べた時に示された道でどんな道か分からなかったんだけど…
なんと、こんないい感じの道が！セラピーロードって、今の私にピッタリやん！
途中少し雪が積もっているところもあり、足で踏みしめる感触も楽しむ。芦ノ湖の向こうには、雪を冠した富士山が。九頭龍神社という縁結びの神社もあって、人もまばらだけど、歩いてる人がいます。
そうして歩くこと約40分、芦ノ湖の湖尻へ到着！
作ってきたおにぎりをここで食べる。静かで山と湖を眺められる景色になんか日常の色んなものが清算されていく気がする。
お腹も満たされた後、すぐそばの桃源台駅へ。そこからまずはロープウェイで大涌谷へ。
ちなみにロープウェイで乗り合わせたお客さんは皆海外の人で、こちらも非日常感を味わえました。いっそ自分も箱根にきた外国人になったつもりになってみる。というか元々一人で来てるので、誰とも話すことが無く、せいぜいチケット買う時くらいしか発語してない。
さて、大涌谷からはロープウェイを乗り換えて早雲山駅へ。大涌谷で登ってきたのを今度は下っていきます。
早雲山駅から箱根湯本までそのままケーブルカーで行くことも可能ですが、時間が30分短縮できるバスを選択。雪か混雑のためか少し遅れていたようで、ちょうどやってきたバスに乗り込み箱根湯本へ。
箱根湯本付近になると少し道が渋滞し始めたので、湯本の一つ前で下車。バスの中から目に留まった、「一の湯」に行ってみる。
老舗旅館の一の湯は日帰り入浴可で、源泉のお湯が気持ちいい。そして静か。
温泉を堪能した後は箱根湯本から小田急で新宿へ。
うとうとと電車で寝るのが心地よく、目が醒めた後も目を閉じてました。
五感を全部使わず休めるのも癒されるなぁ、と。
晩御飯は本鮪の刺身と箱根湯本の駅で買った天ぷら、雑炊と、日本酒。
計画立てずに気ままに冒険すると、少しのスリルと自由を感じられて、わたしにはとても癒しになりました。
