さて、バルセロナに着いて2日目からは観光に費やします!バルセロナに行くと決めて友人たちに言ったところ、「何よりも先にサグラダファミリアを予約せよ!!!」とのことだったので、フライトとホテルを取ってすぐにサグラダファミリアの公式ページからチケットを探しました。せっかくだから塔も上りたい、と思って、塔付きの入場券を買おうと思ったのですが、あいにくツアーガイド付きの物しかもうなく、そちらを予約。
サグラダファミリアのチケットは夕方からだったので、朝一でサンパウ(Sant Pau)病院へ。こちらもチケット予約しました。(が、ここはその場でもチケット買えそうでした)
こちらが正面。
地下通路
病院のロゴ「P」
壁と天井のタイルが綺麗~
こちらはオペ室
こちらが病棟。
ほんの数年前まで使われていたとのことですが、本当に美しい建物でした。現在はこの保存・改修エリアの更に奥に病棟が建っており、そちらで診療を行っているとのこと。
個人的には、静かで美しい建物で来て良かったです。
そして、ここで、バルセロナ在住の友人(といっても最近知り合ったばかり)に会ってランチに連れて行ってもらいました。場所はサンパウ病院の近く。
Firo Tast Restaurant (Av. de Gaudí, 83, 08025 Barcelona, スペイン)というところです。
タパス2品とフィデウアという、パエリアのパスタ版を頼みました。
タパスその1,トマトとガーリックが効いていてうまい!
タパスその2。蛤の酒蒸し。(トマトベース)
そしてこちらが魚介のフィデウア。バルセロナの名物らしいです!
海の幸がふんだんでとても美味しかった!
友人に色々とバルセロナの情報を聞きつつ、次に向かうグエル公園(Park Güell)に向かうバス停まで送ってもらいました。この日も例にもれずめっちゃ暑かったので、友人に「ほんとに今からグエル公園行くの!?」と心配されました。笑 それもそのはず、グエル公園はサンパウ病院から行くと、ひたすらに丘の方へ向かっていく。バス停にたどり着くまでに既に上り坂で汗水が垂れる・・・。
ようやくバスに乗ったのもつかの間、降りたバス停からもちょっと登ってようやく入口。
本当はもっと朝の(比較的)涼しくて混雑少な目の時間帯でチケットを予約したかったのだけど、グエル公園はサグラダファミリアの次くらいに人気スポットだからか、チケットはこの午後の暑い時しか取れなかった・・・(それでも着いたらもうその日のチケットは売り切れていたので、やはり事前予約必須です)
ただ、公園の上の方の入口からスタートできたのは結果的に良かったです。というのも、グエル公園は南に向かって坂を下るようにして作られているので、高い方から降りていった方が楽だからです。途中や、一番下にも入口はあるんですけど、個人的には上から下る方が楽だったかな。
グエル公園は、ガウディとグエル氏が高級住宅街を作ろうと計画して開発してたらしいのですが、結局2軒しか家は建たず、それぞれにガウディとグエル氏が住んでたという・・・。敷地は結構広かったので、壮大な計画だったんだろうな~2軒だけって寂しいな~と思いながらも、仲良し二人が住めたんだったらそれはそれで良かったのかな~と思いました。
しかし観光客としては、敷地が広いわりに見どころが2軒の家とこの正面入り口みたいなトカゲが鎮座しているところだけ(ま、上の方の茶色い遺跡みたいなアーチのある建物も面白いが)というのは、少し物足りない・・・。入場料は€10。他の観光スポットに比べれば安いけど・・・
さて、ラストはお待ちかね、サグラダファミリア!
完成まであと数年(3年?)と言われていて、ほぼ全貌が見れます。
こちらが正面入り口、生誕のファサード側。いやはやすごい彫刻・・・
ガウディが自然からインスピレーションを受けてデザインしたといわれるように、いたるところに自然のモチーフが。正門には、様々な生き物が隠れているのですが、必ずペアらしい!この写真にもてんとう虫が2匹いるのですが分かるかな~
そして中に入ると・・・
これは、綺麗・・・
柱が木をイメージしていることは一目見て分かりますが、ステンドグラスも自然を意識して、計算された配置になっていて、東側に寒色のステンドグラス、西側に暖色のステンドグラスが配置されています。こうすることで、午前中は青と緑のみずみずしい光が入り、夕方は赤やオレンジの夕暮れのような光が入ります。これは森の中の時間の経過と同様な状況を作るためらしい。(全てガイドさんの解説より)
私は夕方に入ったので、こんな感じで暖色が綺麗でした。
さて、反対側に出ると・・・
ズーーン・・・
受難のファサード・・・
生誕と比べてめっちゃ暗い印象・・・
キリストの受難というだけでなく、晩年ガウディが苦しんだ病も表現しているため、物々しい雰囲気です。
ユダの接吻の横に数字の版みたいなのがありますが、これは縦横ナナメどう足しても33になるという、数学的な遊びのようです。
なお、この受難のファサード側に、小さい資料館があって、そこでガウディの伝記やどのようにしてこのサグラダファミリアが設計されたか見ることができます。
例えばこれ。教会を上下反転させた形で、糸に重りをつけて、各柱やアーチにどれだけの重さが掛かるかをシミュレーションしたもの。ガウディ曰く、数学的に画期的な方法だったのに、人々は初め否定的だった、そうです。いや、こんなん思いつくの凄いやん・・・。
そうして、ちょうど塔の予約時間になったので、受難の塔へ。受難(passion)の塔にするべきか、生誕(nativity)の塔にするべきか、迷ったのですが、ネットで調べたところ、受難の方が眺望が良く、彫刻が間近で見れるとのこと。一方生誕の方は、ガウディのオリジナル彫刻が見れるとのことで、生誕の方が比較的人気のよう。
でも私はいくつかのサイトで受難がプッシュされてたので、受難にしました。笑
確かに、彫刻が間近で見れて、眺望良い!(といっても生誕上ってないから生誕がどんなもんなのか分からないが・・・)
そして受難側の入口は物々しい彫刻でしたが、塔は割と華やかでポップな彫刻が多い。受難の後は、復活するからってことかな・・・?
やはり一番の名所ということあって、行って良かったです。私の親も数年前に行ったのですが、その頃はまだまだ工事中だったそうで、それに比べると今は随分印象違うとか。(写真を送ったら、そう言っていた)
ガウディ本人は未完のままこの世を去ったわけですが、その辺どんな想いだったんだろ・・・と先にあった資料館で読んだところ、
「私が生きているうちに完成されないことは何も悲しくない。後世の人に引き継がれるのだから、喜ばしいことである」
と言っていて、なんか達観してるな~と思った次第です。