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バルセロナ旅行記~ガウディに想いを馳せつつ物欲の塊編~

8月の4連休で行ってきたバルセロナ

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smako-one.hatenablog.com

 

日曜日にメインどころの観光を終え、残すところは月曜日と火曜日の半日。4連休といっても、祝日は火曜日で、月曜日は会社がブリッジ休暇にしただけなので、実際のところ、月曜日は平日。

と、なれば月曜日はショッピングも楽しみたい!!!

そう、ヨーロッパは日曜日が安息日で基本、店が閉まっているので、日曜日に美術館や名所を巡り、平日にショッピングを集中させるのが常。(私の場合)

バルセロナでショッピングといえば、やっぱりPasseig de Gràcia(グラシア通り)。高級ブティックが並ぶ目抜き通り。

ホテルから路線バスでグラシア通りの方面に向かい、途中で下車。まずは朝食!

Google Mapsで評価の高かった、Roast Clubへ。

ここで私は、アボカドペーストとカボチャのシード、ポーチドエッグの乗ったオープンサンドを注文。

スパイスの効き方が絶妙で、すごく私好みでした。カプチーノも美味しい!スペイン価格にしては少々お高めですが、ほぼローカルの人たちで満席で賑わっていたので、有名なのかもしれない。

 

そこから歩いてグラシア通りへ。まずは、予約していたCasa Mila(カサミラ)へ。ここもガウディの建築の、高級アパートメント。現在も住んでいる人がいるとか。

ここは入場料が€25と結構するのですが、日本語の音声ガイド込みなので、インテリアとか好きな人は楽しめます。

ガウディが設計した内装(タイルとか)や家具は美しく、音声ガイドでどんなこだわりが詰まっているのか詳しく説明してくれます。



そして、廊下などにQRコードがあって、それを音声ガイド器で読み取ると余談も聞けるという。私はその余談にあった、カサミラの当時の住人のゴシップ話が面白かったです。笑 金持ちに見初められた美人妻がいたのだけど、芸術家にモテまくって夫に不誠実でうんたらかんたら、とか。笑

ガウディ自身もゴシップの的だったようで、カサミラは当時、変な建物として結構皮肉られていたようです。

確かに、動植物からヒントを得た造りは独創的で、建物そのものが有機物のよう。ちなみに音声ガイドは、ガウディご本人が解説している、という設定で、冒頭から「私は、自分の建築を人に説明するのが大好きなのです」という台詞でめっちゃ愛想良く説明を始めてくれます。

単純な私は、ガウディがどんな人物だったのか興味を持ってこのカサミラのショップでガウディの伝記(日本語訳)を買いました。

のちに私のイメージと随分かけ離れた人物であったことがこの伝記で分かるとも知らずに・・・

 

 

さて、カサミラの後は、ショッピング!と張り切って、グラシア通りを南下。高級ブティックには目もくれず、なぜか途中の無印良品に入って日本を感じ、更に南下、Carrer d'Avinyó(ダビニョ通り)へ。

この辺りは怪しげなお土産屋からチェーン店などなど庶民的なお店があります。

私の目的は、ここ!

エスパドリーユの老舗、La Manual Alpargatera

スペインといえばエスパドリーユだよね!と勇んで店を探し当てたものの、私はこの老舗店の向かいのToni Ponsという店に入りました。爆

いや、こっちのお店の方がモダンで明るくて見やすそうだったからつい・・・

ここで私が発見したのは、エスパドリーユのサンダル。セールになってて、ちょうど私の好みの色がラスト1で売っていた!ラッキー!

というわけで、購入したのがこちら。

可愛い!と喜んで帰国後も履いて町を歩いてみたのですが・・・

後ろのバックルが脱げてくる・・・

あっ・・・

忘れてた・・・

私、かかと、絶壁だった・・・

 

説明しよう!

かかと絶壁とは、かかとが後ろに出っ張っていなくて、アキレス腱から真っすぐかかとに繋がっている形のことである!

こういう人は、出っ張りがないため、後ろのバックルがスルッと外れやすく、普通のパンプスも脱げやすい!

私の足は、まさに、それ!!!

 

対処法としては、靴選びの際に、アンクル部分にベルトや紐がついてるやつを選ぶ、位である!

 

・・・さて、私のエスパドリーユ、どうしたものか。

今度紐買ってきて縫い付けるか・・・

 

 

 

気を取り直して、続いてはPalau de la Música Catalana(カタルーニャ音楽堂)!

ここは前日に会ったバルセロナ在住の友人が「何か公演を見たらゆっくり中を見られていいよ!」と勧めてくれて、「ちょうどフラメンコやるみたい」と教えてくれたので、それを観ることに。

2番目に安い席で€35。このお値段で音楽堂の内部がじっくり見れてしかもフラメンコも観られるって結構お得じゃないでしょうか!?(そして涼しい)

2番目に安い割に、2階席の一番前、センター寄りでよく見えました。

 

 

こうして月曜日を終えて、最終日、火曜日!

帰国日なので、約半日の残された時間は、海エリアへ。

まずはBarcelonetaの駅からすぐのサンタ・マリア・デル・マー教会(Basílica de Santa Maria del Mar)へ。

なぜこの教会を訪れたかというと、友達の名前がこの教会にちなんでいるから。Marっていうのですが、スペイン語で海、という意味なんだそうです。綺麗な名前~!

 

そ・し・て、目ざとい私、この教会の近くに祝日でも開いているお店を発見。

その名もLA COMET

後で調べて分かりましたが、スペイン内のみ(主にバルセロナ)で展開しているスペインのお店。

色使いが優しげで、可愛いアイテムばかり、しかもお値段も高くない!

・・・というわけで私が買ったのは、こちら。

フリルが可愛く私の逞しい肩をカバーしてくれるトップスと、ロングスカートの上下セット。

 

 

そしてシンプルだけど首の開きが絶妙なボーダーのトップス。

小さな蝶々が並ぶネックレス。

 

ほくほくで買い物を終え、ビーチの方へ。

バルセロナ最後のご飯は、絶対、パエリア!と決めていたので、海辺のこちらのお店、

B-ONE Palau de Mar にてイカスミのパエリア!

イカスミのパエリア、クリーミーでとても美味しかった。飲み物は、サングリアのCAVA版。個人的には、赤ワインのサングリアよりも、あっさりとしてて炭酸も効いてるから飲みやすかったです。

 

 

さて、後は、帰るだけ~と思い、空港に向かったところ・・・。

ここで思わぬ事態、フランクフルトでトランジットするはずが、ドイツが嵐に見舞われているとのことで、フランクフルト行は全便キャンセルに!!!

えーーーー!!と思ったけど、そもそも予約してた便が、フランクフルトでの乗り換え時間40分とかいう、ギリギリで生きていたい人向け便だったので、乗れてたとしても乗り継ぎ失敗していたかもしれない・・・

そう思うことにして、提案されたチューリッヒで乗り換え、一泊し、早朝便でベルギーに帰る、という便にすることに。

まあ、チューリッヒのホテル代は航空会社(ルフトハンザ)持ちだからいっか・・・とのんびり行きたかったのですが、早朝便でベルギーに着いた後は、ダッシュで帰宅し、家着いてすぐパソコン開いて何食わぬ顔でミーティング参加。そのまま仕事するはめになりました。笑

こういうリスクがあるので、旅行の翌日に朝からミーティングとか入れない方がいいと学びました。

 

ちなみに、帰りの飛行機内で、カサミラで買ったガウディの伝記を読んでいたのですが、自分がイメージしていたガウディ像となんか違ってビックリ。

カサミラの音声ガイドではあたかも好々爺みたいな話ぶりだったのに、晩年になるほどストイックでした。

しかも、グエル氏と交流のあった頃は貧しい出自を隠すように、身なりも富裕層のようにして、上流階級との交流もしていたようなのに、サグラダファミリアに没頭するようになってからは、身なりも気にしなくなったため、トラムに轢かれて亡くなった際は、浮浪者だと思われて助けられなかったそう。

こんなに美しく、世界中から人が訪れるような建築を手掛けていながら、その人生の終わり方が意外にも寂しいというか、世の無常を感じたのですが、ガウディ本人は案外、何とも思ってないのかもしれないですね。サグラダファミリアで達観していたように。

 

カサミラの中庭より